今日の褒めたい人:「肥後守」を守る人
ネットを見ていて飛び込んだのが下記の記事
たった1軒で作り続ける「肥後守」 納品1年待ち、アウトドアブランドともコラボ(Yahooニュース)
肥後守って何だという人がいるので思い出話を。
昔、携帯の鉛筆削り器でいいものがなかったころ、ナイフで鉛筆を削るのにあこがれていたものでした。
そして男の子の筆箱には肥後守と刃に彫られた折り畳み式ナイフがあったものでした。
このナイフ刃が細く中々鉛筆がうまく削れません。
多分、ナイフの刃が細かったのは安全性を高めるためだったのでしょう。よほど力を入れないときれいに削れません。大人はうまく削れていたようでしたが、子供できれいに削れている人はいなかったように記憶しています。
そのうちドイツ製の携帯高級鉛筆削りが出てきて、日本製の鉛筆削りも質が良くなってすたれていったようです。(シャープペンの普及もありますが)
多分ドイツ製のものはステッドラーという会社だったはずです。
改めて元記事を見ると、肥後守は複数のメーカーで作られていたようです。ペラペラの刃のナイフだけでなく、しっかりしたものもあったのだろうなと想像されます。
で、今回の褒めたい人は、この記事の永尾かね駒製作所のご主人。
コロナ禍で伝統的な旅館とかが廃業していく中で、応援したいですが、いまや貴重なもののようです。
久しぶりに鉛筆削ってみたくなりました。